2021年 新卒入社
入社 4 年目/ 21歳
鈑金部 副主任 大谷 勝也
チームで作り上げるやりがいと、
技術を追求する楽しさを両立できる。
鋼材や鉄板を加工し、
キュービクルを立体的に組み上げる。
私の所属する鈑金部では、キュービクルの箱(筐体)や、キュービクル内に機器を配置するための内枠を製作しています。「鈑金部」という名前の通り、設計図を確認しながら、鋼材や鉄板を、切る・曲げる・穴を開ける・くり抜く、といった加工作業を通じてキュービクルを立体的に組み上げています。また、製品製造全体の流れの中では「製缶」と呼ばれることもあります。

鈑金部では、6名のチームでキュービクルを製作しています。作業全体をまとめるリーダーのほか、扉を作る人、屋根を作る人、キュービクルの土台となる基礎ベースを作る人、タレットパンチプレス(通称:タレパン)という鉄板を特定の形に打ち抜いたり、穴を開けたりするプレス機械を扱う人、細かい部品を作る人など、一人ひとりが役割を持って仕事を進めています。

私自身は、基礎ベースを2年間担当した後、現在は「中身入れ」と呼ばれるキュービクルの内枠や機器を置くための柱・土台などの製作を任されています。今年で入社4年目になりますが、徐々に難しい仕事も任せてもらえるようになり、「仕事の幅が広がってきた」「新しい仕事を任せてもらえた」といったように、自分の成長を実感できる機会も増えています。
仕事の基本でありながらも、難しく奥深い溶接作業。
鈑金部では、どのような作業を担当するにしても、溶接の技術が必要不可欠となります。私が当社の鈑金部を志望したのも、「工業高校の機械科で取得した溶接の資格を活かしたい」と考えたことが一番の理由でした。入社後しばらくの間は、溶接作業そのものや、サンダーという工具を使って溶接面を綺麗に仕上げる練習をさせてもらいました。また、その後も現在に至るまで、さまざまな仕事を通して溶接と仕上げを経験してきました。

このように、溶接は鈑金部の仕事の基本中の基本ですが、その一方で、非常に難しく、奥の深い作業でもあります。そのため、今でも溶接が真っ直ぐ綺麗に仕上がると嬉しいですし、自分なりに強いこだわりを持って取り組んでいます。

機能面だけを考えれば、一定の強度で接合できていれば問題ないかもしれません。それでも、お客様の目に直接触れる部分については、美しい仕上げが求められます。また、私自身は、たとえ目立たない部分であっても、誰から見ても「綺麗にできているね」と言ってもらえるような仕上げを追求したいですし、今後も引き続き、溶接と仕上げに関する技術を高めていきたいと考えています。
職人気質な雰囲気はなく、働きやすい環境。
チームで協力しながら仕事を進めていくやりがいと、職人としての技術を追求していく面白さ、この二つを両立しながら成長していけることが、鈑金部で働く一番の魅力だと思います。今後は、タレットパンチプレスのプログラム作りや、鋼材・鉄板の曲げ作業など、自分自身の仕事の幅をさらに広げていくことで、将来的には作業全体をまとめるリーダーを目指したいと考えています。

白川電機製作所の中でも、とくに職人的なイメージの強い工程を担当する鈑金部ですが、昔ながらの気難しい職人気質な雰囲気を感じることはありません。私自身も入社前は不安に思っていましたが、実際に入社してみると明るく話しやすい方々ばかりでした。仕事の相談や質問も気軽にでき、作業のコツも分かりやすく教えてもらえるので、馴染みやすく働きやすい環境だと思います。

また、土日にきちんと休めるだけでなく、有給休暇もしっかり取れる会社です。私も休日には、趣味のスケボーをしたり、美味しいものを食べたり、旅行に行ったりと、いろいろな方法でリフレッシュをしています。会社のある古河市は、豊かな自然に囲まれていますが、その一方で便利な商業施設もあり、都心にもアクセスしやすいなど、住むにも働くにも快適で素敵な街だと思います。