知識・経験ゼロから設計業務にチャレンジ
工業高校で電気工事士の資格を取得していたので、卒業後は電気関係の会社で働きたいと考えていたところ、白川電機製作所の存在を知りました。ただし、募集を行っていたのは設計部。私自身は設計が得意ではなく、組立などの現場作業的な仕事に就くつもりでしたが、これを機に「設計をやってみよう」と思い、入社を決めました。
入社後は、数カ月ほど組立の研修を受けた後、予定通り設計部に配属となりました。設計が得意ではなかったものの、高校時代にCADを触ったこともあったので、「多少は経験を活かせるだろう」と考えていましたが、当社で使用する「BricsCAD」は、高校で触っていたCADとは、まったく使い勝手が違っており、ほとんどゼロの状態からスタートすることになったのです。
最初の1年間は、上司から設計の基礎知識や「BricsCAD」の操作方法を教わりながら、アシスタントとして簡単な作図作業や修正作業を担当。入社2年目以降は、少しずつ本格的な設計図を任せてもらえるようになりました。そして、入社9年目の現在では、生産設計のメイン担当者の一人として、後輩を指導しながら幅広い製品の設計業務に携わっています。
入社後は、数カ月ほど組立の研修を受けた後、予定通り設計部に配属となりました。設計が得意ではなかったものの、高校時代にCADを触ったこともあったので、「多少は経験を活かせるだろう」と考えていましたが、当社で使用する「BricsCAD」は、高校で触っていたCADとは、まったく使い勝手が違っており、ほとんどゼロの状態からスタートすることになったのです。
最初の1年間は、上司から設計の基礎知識や「BricsCAD」の操作方法を教わりながら、アシスタントとして簡単な作図作業や修正作業を担当。入社2年目以降は、少しずつ本格的な設計図を任せてもらえるようになりました。そして、入社9年目の現在では、生産設計のメイン担当者の一人として、後輩を指導しながら幅広い製品の設計業務に携わっています。

生産設計課が作る設計図は、全工程に影響を与える。
当社の設計部は、生産設計課と工作設計課の2課体制であり、私が所属する生産設計課は、お客様からいただく原設計図をもとに作図作業を行っています。事前にお客様との打ち合わせを重ねることで、製品に求められる機能・性能・サイズ・コスト感などを一つひとつ確認。キュービクルや分電盤、制御盤といった製品そのものの外形寸法を割り出し、結線図まで含めた詳細な設計を行います。
生産設計課が作った設計図をお客様に承認いただいた後は、工作設計課に仕事を引き継ぎます。工作設計課は、生産設計課が作った設計図をベースに、鈑金部や製造部が実際に製品を作るための作業図面を作成します。そのため、工作設計課が作る図面には、鈑金に関する指示や基板に配線やネジを入れる穴開けの位置などが記載されています。
そのような意味でも、私たち生産設計課が作る設計図は、製品開発のすべての工程に影響を与える図面となります。だからこそ、お客様はもちろん、業務を直接引き継ぐ工作設計課のメンバー、さらには鈑金部、製造部のメンバーなど、誰が見ても分かりやすい設計図の作成を心掛けています。また、分かりやすいことに加え、鈑金部や製造部のメンバーが、物理的に作業をしやすい設計を意識することも大切だと考えています。
生産設計課が作った設計図をお客様に承認いただいた後は、工作設計課に仕事を引き継ぎます。工作設計課は、生産設計課が作った設計図をベースに、鈑金部や製造部が実際に製品を作るための作業図面を作成します。そのため、工作設計課が作る図面には、鈑金に関する指示や基板に配線やネジを入れる穴開けの位置などが記載されています。
そのような意味でも、私たち生産設計課が作る設計図は、製品開発のすべての工程に影響を与える図面となります。だからこそ、お客様はもちろん、業務を直接引き継ぐ工作設計課のメンバー、さらには鈑金部、製造部のメンバーなど、誰が見ても分かりやすい設計図の作成を心掛けています。また、分かりやすいことに加え、鈑金部や製造部のメンバーが、物理的に作業をしやすい設計を意識することも大切だと考えています。

苦労や工夫の分だけ、大きなやりがいが得られる。
当社の製品はオーダーメイドが基本であり、案件ごとに内容が変わるため、毎回さまざまなことに気を遣いながら仕事を進めていく必要があります。簡単な仕事ではありませんが、自分が設計を担当した製品が問題なく納品された際には、苦労や工夫の分だけ大きなやりがいが得られます。
ある案件の設計段階では、複数のインバーターの設定値を通常の設定値と変える必要がありました。私は設計図に起こす前に、自分で検査課に行って実機を操作し、正しい設定値を一つひとつ確認しました。普段はそこまでしないのですが、この案件については「自分で確かめる必要がある」と感じたのです。結果として、その後の工程が問題なく進んだこともあり、営業の方から「阿久津さんのお陰でスムーズに進んだよ」と感謝されました。本当に嬉しかったですし、今でも印象に残っている仕事です。
私は、入社から今までの間に、たくさんの上司や先輩から仕事を教わってきました。優しく丁寧に指導してくれる方々ばかりなので、本当に働きやすい職場だと感じています。2024年の10月、そのような先輩方の手厚いサポートのお陰もあり、私自身も副主任に昇格できました。これからは、自分の持っている知識やノウハウを多くの後輩たちに伝えていくつもりです。
ある案件の設計段階では、複数のインバーターの設定値を通常の設定値と変える必要がありました。私は設計図に起こす前に、自分で検査課に行って実機を操作し、正しい設定値を一つひとつ確認しました。普段はそこまでしないのですが、この案件については「自分で確かめる必要がある」と感じたのです。結果として、その後の工程が問題なく進んだこともあり、営業の方から「阿久津さんのお陰でスムーズに進んだよ」と感謝されました。本当に嬉しかったですし、今でも印象に残っている仕事です。
私は、入社から今までの間に、たくさんの上司や先輩から仕事を教わってきました。優しく丁寧に指導してくれる方々ばかりなので、本当に働きやすい職場だと感じています。2024年の10月、そのような先輩方の手厚いサポートのお陰もあり、私自身も副主任に昇格できました。これからは、自分の持っている知識やノウハウを多くの後輩たちに伝えていくつもりです。
